養老保険とそのメリット・デメリット

養老保険は、定期保険、終身保険と並ぶ生命保険の3つの代表的な保険種類のひとつです。定期保険や終身保険が名前から保険の内容を類推できるのに対し、養老保険は名前からはその内容が想像しにくく、あまり知られていない保険でもあります。

ここでは、養老保険について理解を深めていただけるよう、養老保険のメリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。

養老保険のメリット

1. 死亡保障と貯蓄性の両方を兼ね備えた保険であること

養老保険は、保険期間中に死亡した場合には死亡保険金が、保険期間が満了して満期を迎えた場合には満期保険金が支払われます。

たとえば、30歳時に60歳満了1000万円の養老保険に加入したとすると、60歳までに死亡した場合は1000万円の死亡保険金が支払われます。また、無事60歳を迎えた場合でも、1000万円の満期保険金が支払われます。

定期保険が、死亡した場合は死亡保険金が支払われるものの、何もなく保険期間が満了した場合は、お金が一銭も戻ってこないことを考えると、養老保険は、どのような場合でも損をしない保険であるといえます。

2. 貯蓄性がある

養老保険は、満期まで掛け続けた場合、支払った保険料の9割以上の満期保険金を受け取ることができます。

たとえば、かんぽ生命の普通養老保険を例にとると、30歳男性が60歳満期1000万円という条件で養老保険に加入した場合、月払保険料は30,600円になります。60歳になるまで30年間保険料を支払い続けると、支払保険料総額は11,016,000円(30,600円x12か月x30年)となります。

これに対して満期保険金は1,000万円ですから、返戻率は90.78%(1000万円/11,016,000円)となり、9割以上は戻ってくる計算になります。

現在は低金利のため、返戻率も9割強程度しかありませんが、金利が上がれば、返戻率は100%を超える場合もあります。

養老保険のデメリット

1. 保険料が高い

定期保険や終身保険と比べて、保険料が割高なのが、養老保険の大きなデメリットです。

たとえば、かんぽ生命を例にとってみましょう。45歳男性、死亡保険金額1000万円、10年満了(終身保険は保険料払込期間が10年)という条件で、終身保険、定期保険と養老保険の保険料を比較してみます。

終身保険 82,300円
定期保険  4,800円
養老保険 90,700円

このように、同じ1000万円の死亡保障を確保するのに、養老保険が最も高い保険料を払うことになります。
終身保険も82,300円と安くはありませんが、払込期間を長くすれば保険料も下がります。例えば70歳払い済みにして保険料払込期間を25年にすれば、保険料も36,000円となります。

死亡保障をメインの目的とする場合には、養老保険は不向きと言わざるを得ません。

2. 満期がある

養老保険には満期があり、それ以降は死亡保障が一切なくなります。定期保険のように更新することもできません。

3. 利回りが悪い

貯蓄性は確かにありますが、前述の通り、支払った保険料に対して戻ってくるお金の割合は9割程度にすぎず、積立貯蓄として考えた場合は、良い金融商品とは言えません。

まとめ

養老保険のメリットは、死亡保障と貯蓄性の両方を兼ね備えていること、貯蓄性があることです。

保険期間中に万が一のことがあった場合は死亡保険金が支払われますし、無事満期を迎えた場合は満期保険金が支払われます。死亡の場合も無事に生存していた場合のどちらの場合でも損はしないというのが、最大のメリットです。

いっぽう、養老保険のデメリットは、保険料が高い、満期がある、利回りが悪いことです。保険料が高いため、死亡保障の確保をメインに考えた場合は、養老保険は不向きであると言わざるを得ません。

また、満期を迎えると、それ以降は死亡保障が一切なくなってしまうこと、元本割れをすることを考えた場合、積立貯蓄としては正直なところおすすめとは言い難いです。








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